自分でメンテができるとバイクがもっと楽しくなる
日本産のバイクメーカーは世界でもトップクラスの性能を誇っています。
新車として購入をしたバイクなどは、通常使用をしていればまず滅多なことでは故障をすることはないでしょう。
そのため自動二輪の免許を取得して自分でバイクを乗用している人であっても、バイクの基本的な構造がよくわからず自分でメンテナンスをすることができないというケースが多くなっています。
確かにきちんとした保険に加入をしていれば、万が一事故や故障にあってしまったとしても、電話一本でレッカー移動で修理工場に運んでもらうことはできます。
ですがバイクというのは自動車に比べて趣味として楽しむ側面が多く、バイクという機械そのものが好きということも多いでしょう。
バイクの動力は複雑なものであり、専門の勉強をしてきた人でないかぎりは簡単に理解をすることはできません。
ですが日常のメンテナンスから始め少しずつバイクに多く触れるようにしていくことで、よりその車体をよく理解しバイクと言う乗り物そのものを楽しむことができるようになります。
何より日常的なメンテナンスを自分でできるようになることで、故障のリスクを減らして安全な運転ができるようになるとともに修理にかかる費用をかなりおさえることができます。
大切なのは怪我をしないこと
バイクメンテナンスをこれから覚えていくときに一番大切なのは、怪我をしないようにするということです。
バイクはガソリンを燃料に強い動力を生み出すしくみになっているため、もし整備作業中に誤作動が起こってしまったら思わぬ大怪我を招いてしまうこともあります。
また動力系統の周りには複雑な電力系統の機材も多数配置をされているため、よく知らないまま適当にいじってしまっては感電の危険性もあります。
バイクメンテナンスのために覚えるべき知識はたくさんありますが、まずはどういった危険があるかということを最初によく勉強をしておき、よくわからない部分については最初は不用意に触らないようにするということを心がけていきましょう。
可能であれば最初のうちはバイクに十分に詳しい先輩や修理工場の方に立ち会ってもらいながら教えてもらう方がよいです。
慣れて来た頃にも言えることですが、作業をする前には必ずエンジンを切るようにし換気を十分にできる環境にする、車体を持ち上げて作業をするときには不用意に体を車体の下に潜りこませないといった基本的な安全確認は忘れないようにしたいものです。
まずは必要な工具を揃える
メンテナンスを始める前にまず必要になるのが必要となる工具の購入です。
メンテナンス用のキットも様々なメーカーから提供されていますが、あまり価格ばかりを重視していると必要な機能や強度がそなわっていないということもよくあります。
特に中国産の安いキットの中には、ちょっと力を入れただけで曲がってしまうレンチやドライバーといった粗悪品もあるので最初はできるだけ信頼性の高いものを選んで購入するようにしましょう。
必ずしも新品である必要はなく中古でも良いものが出回っているのでそうした所で譲ってもらうのもよいかと思います。
必要となる工具としては、プラグレンチやソケットレンチ、ドライバー各種、めがねレンチなどいくつかの種類にがあります。
1つずつ集めるのは最初はかなり面倒なので、初めてのときは一つの工具セットとして収納できるボックスのついているセットの方が持ち運びにも便利でおすすめです。
他にも整備をするときに便利な洋服やウエス、スポンジや刷毛などがあると便利です。
自宅にガレージがないという人もコインガレージなどで手軽に利用ができる施設もあるので、最寄りに行きつけの修理工場を見つけてみてください。