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クラッチワイヤー点検・調整

クラッチがどうも硬いと思ったら

オートバイの車種のうち、スクタータイプではないものは運転をするときに必ずクラッチ操作が必要になります。

発進時やスピード調節をするときには必ずクラッチを操作し、足元のギアをチェンジしていきます。

つまり走行中には幾度もクラッチを握るという動作が必要になるということになるため、もしクラッチ部分が硬く握るたびに強い力が必要になるとなると、安全面に問題があるばかりでなくかなりの疲労感を感じることになってしまいます。

もともとクラッチが硬めにできている車種もありますが、クラッチ部分の摩耗は経年劣化が進むものであるため長年乗用をしているとどうしても少しずつクラッチが硬くなっていってしまいます。

ですのでどうも動作が硬く、長く乗っていて疲れると感じるようになったらクラッチワイヤーの点検と整備をしてみるとよいでしょう。

手元のクラッチレバーから連動しているクラッチワイヤーは内部に潤滑油を通すことで動きがなめらかになり、小さな力で命令を伝えることができるようになります。

クラッチレバーから出たワイヤーを外す

クラッチはハンドルの左手側から出ているので、まずはレバーから出ているアジャスターを工具を使ってゆるめます。

クラッチワイヤーはフレームに近いギアに接続をされているので、同時にそちらも緩めて一端取り外しをしておきます。

外した手元のクラッチワイヤーの先端にワイヤーインジェクターという専用の機器を接続し、そこにスプレータイプの潤滑油をストローを使って流していきます。

うまく接続ができているとワイヤー内部を通った潤滑油は足元のワイヤー先から流れ出てきますので、それが確認できたらそれぞれもとの位置に戻して工具を締めます。

どこにつながっているかがわかると時間のかからない作業になるので、まずは最初にチャレンジをしてみてください。