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ハーレーダビットソンのバイク

バイクのタンクに水が入った時の対処法は

バイクのガソリンタンクに水が入る原因

新品のバイクはタンク内に水が入る可能性は低いといわれていますが、バイクに長期間乗るにつれ、タンク内に水が入る可能性が高まります。
入る原因の理由の一つは、洗車をする際、タンク内に水が入り込むことです。給油口をきちんと締めていたとしても、ゴムパッキンなどが劣化してくるとヒビが入ります。
そこから水が入ってくる恐れがあるため、劣化が見つかったらゴムパッキンを交換しましょう。

給油時に水が混入することも、原因の一つとして挙げられます。
ガソリンスタンドの設備されてあるガソリンの貯蔵タンクなどに水がしみ込んでいた場合、それを給油するとタンク内に水が入ります。
設備機器に水が入っているか確認するのは困難を極めるため、水抜き剤を使用するのが得策です。

上記2点が影響していない場合は、ガソリンタンク内の結露を疑ってみましょう。この症状は、タンク内に水が入る原因として最も考えられるものです。
ガソリンの量が少ないままだと、タンク内の空間が広くなるぶん結露も起きやすくなります。温度変化が多い時期はとくに水がたまりやすいため、気をつけなければなりません。
50リットルのガソリンタンクに対し、一年で結露が20~30ミリリットルたまるといわれています。
ガソリンタンクの多くは鉄でできているため、結露が発生するとサビの原因になります。できるだけ結露が発生しないよう、ガソリンはこまめに満タンにしておくことをおすすめします。

ガソリンタンク内に水がたまったまま走ると…

「水がたまっているだけだから、特に問題ないだろう」という安直な考えは大変危険です。
ガソリンタンク内がサビると、そのサビがガソリンと一緒に流れ、フィルターを詰まらせてしまう可能性があります。
エンストやガス欠の恐れも考えられるため、長期間乗っている愛車であれば、給油時にタンク内の状況を目で見て確認しましょう。

ガソリンタンク内に水が入った時の対処法

もしガソリンタンク内に水がたまっていたら、水抜き剤を使用するのが得策です。
水抜き剤にはアルコール成分が入っており、油や水に溶ける性質を持っているため、ガソリンと一緒に水を気化させられます。
水抜き剤の使い方はとても簡単。ガソリン給油キャップを開け、水抜き剤を投入するだけなので誰でも気軽に使えます。
しかし、この水抜き剤の効果が発揮されるのは少量の水の場合です。水が多すぎると水抜き剤の効き目は薄れるため、バイクショップでメンテナンスを依頼するのがマストです。