Wera
グリップ性能に定評のある工具メーカー
「Wera(ベラ・ウェラ)」は、1936年にドイツで創業された工具メーカーです。
ヨーロッパ地域ではドライバー製品に強みがあり、全ドライバーのシェアでは25%を占めるという高い知名度があります。
「Wera」社は70年以上の歴史がある老舗ということもあり、製品の安全性は高く評価されています。
全製品に共通してグリップの良さが特徴となっており、スタイリッシュでメカニカルなデザインは使用をする人に大きな満足感を与えてくれるのです。
衝撃吸収に優れた性能を持っており、過酷な環境で整備をしなければいけない現場の仕事において、その能力を発揮します。
主力商品であるドライバーから紹介をすると、「ダイヤモンドドライバー」という名称で販売されています。
この「ダイヤモンドドライバー」というのはドライバーの素材にダイヤモンドが用いられているわけではなく、先端部分にダイヤモンド粒子を使用してコーティングしているもののことです。
「Wera」のダイヤモンドドライバーでは先端部分に約3000ものダイヤモンド粒子が使用されており、それがネジと組み合わせたときにがっちりと食いつき、カムアウトが起こらず回転する力をそのままネジに伝えることができます。
ドライバーを使ったことがある人なら一度は「ネジなめ」を経験していることと思いますが、ネジ山とドライバーの噛合が悪いと溝が壊れてしまい、その後ネジを外せなくなってしまうものです。
そこでこのダイヤモンドドライバーを使用することで、ネジに確実にフィットするので「ネジなめ」が起こることがありません。
更に「Wera」はグリップ性能が高く評価されており、がっちり噛み合ったネジにさらに的確に力を伝えられます。
世界最高のドライバーと言われる理由
このダイヤモンドドライバーの二つのしくみは、徹底的に理論で分析された設計です。
設計は世界最高水準と言われており、一度使用をするとやめられないレベルと言われています。
ドライバーの先端部分にダイヤモンドコーティングをしている製品は、「Wera」に限らず多く見かけることができます。
しかし一見同じように見えるダイヤモンドコーティングですが、その製法は企業によって大きく異なっており、さらにグリップ部分の性能により力の伝わり方は全く違ってきます。
検査ではこの「Wera」のダイヤモンドドライバーは通常の製品の約10倍の耐久力があるとされており、それが世界最高水準という評価を受ける理由にもなっているのです。
他のドライバーではネジが回らないような壊れたヘッドも、「Wera」の製品を用いることによりあっさりと動かすことができます。