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SCHRODER

200年以上もの歴史のあるドイツメーカー

「SCHRODER(シュローダー)」は、ドイツで200年以上の歴史のある、有名な工具メーカーです。
創業は1948年で、当時はネジ関連のツールメーカーとしてスタートをしています。

企業として大きく成長をしたのは1950年代の前半からで、各種ハンドツールを使用するようになったことで一気に知名度を高めました。

ちなみに「シュローダー」という名称の企業はドイツを中心に数多く存在していますが、その多くは直接関係はありません。

工具メーカーにも「SCHRODER」という名称を使用しているところは二つあり、緑色のロゴを使用しているのが「ロバート・シュローダー社」で、青色のロゴのものが「ウォルター・シュローダー社」です。

有名な老舗のメーカーは「ロバート・シュローダー」の方で、日本において一般的に「SCHRODER」の工具と言うとこちらの製品のことを示しています。

ただし老舗の「SCHRODER」ですが現在では生産の多くをOEMに依存しているのが実情であり、日本において購入できる製品も実際には海外や他の企業で製造していることが多いようです。

人気商品となったラチェットタップホルダー

「SCHRODER」の人気商品がラチェットタップホルダーです。
これは回しにくいネジタップをラチェットとして使用することができる非常に便利な製品で、「SCHRODER」ブランドとして製造されているものには大小の二種類があります。

この二つはそれぞれ径の大きさを調節できるようになっているので、二本持っていれば大抵の作業を行うことができます。

先端にタップをセットをしてネジを回すと力を込めずに高い張力を加えることができるので、多くのネジを回さないといけない場所においては作業を大幅に効率化することができます。

ラチェットタップホルダーを最初に製造したのは「SCHRODER」ですが、便利な製品ということもあって現在では多くのメーカーがコピー品を作りました。

現在の主力商品としては「コンフォースラチェットドライバー」という製品もあり、6本のビットをグリップエンドに収納できるようになっている携帯に便利な工具です。

これはラチェットタップホルダーと同様に非常に回しやすい工具製品で、グリップ部分がハンドガン風になっているので、通常のドライバーと異なりしっかり握って使用をすることができます。

グリップ全面にはダイヤルでラチェットを回す方向を切替できるようになっており、狭いスペースであっても小さな力で大きなねじ回し効果を得られるのです。

自動車整備業界では広く使用されている工具となっており、現在でも多くの現場で使用されています。