PB Swiss Tools
非常に高価格な工具メーカーとして有名
「PB Swiss Tools(ピービースイスツール)」は、通称「PB」と呼ばれているスイスの工具メーカーブランドです。
創業は1878年で、もともとは農耕器具を生産するためのメーカーとして誕生しました。
工具の生産に本格的に乗り出したのは1940年代からで、中でもドライバー製品を得意とし主流商品として取り扱ってきました。
1950年台になるとヨーロッパで初のプラスチックグリップのドライバーを発売しており、1987年には現在もPB社の工具の代表的存在となっている「マルチクラフトグリップドライバー」を開発しています。
その後も2001年には「スイスグリップドライバー」という同じくPB社のメイン商品を販売しており、現在までに1700種類以上、年間で800万個以上の製品開発をしているのです。
なおPB社のあるスイス工業では130名程度のスタッフで運営をしており、徹底した品質への取り組みがドイツやオランダ、イタリアといったヨーロッパ地域を中心に高い評価を受ける理由となっています。
日本においてもPB社のドライバーはかなり高い人気なのですが、非常に価格が高いという点においてもよく知られています。
ドライバー1本あたり1000~2000円という価格なので、サイズを揃えると軽く6000円以上の価格になってしまうでしょう。
永久保証の世界最高級工具
PB社はドライバーを製造する工具メーカーとしても有名ですが、同時に医療機器や高山用品も取扱をしているのが特徴です。
医療器具においては「OPERACE」というインプラントを取り外すための専用工具を取り扱っています。
近年の医療においては体内に金属類などを埋め込む手術を多く行なっていますが、そうした非常に繊細な技術が必要になる場面において、PB社はその期待に応えるに十分な品質の工具を提供しているのです。
またスイスといえばアルプス山脈など高山地域が有名ですが、そうした雪深い高山地域において使用する圧雪車の整備や修理をするための工具としても正式に導入されています。
過酷な環境においては工具にも絶対的な耐久性が求められますが、PB社の工具はそうした難しい場所において安心感を持って使用が可能となっています。
ドライバーを含む全製品は100%スイスメイドの品質保障となっており、精密な刃と本体に使用される特殊合金、さらに高品質のグリップ素材と全ての面に妥協のないつくりです。
製品は何十年にもわたり試験を繰り返していることから、長期的に過酷な環境で使用するときに最も適した製品と言ってもよいでしょう。
全てのPBの正規品にはシリアル番号が明示されているので、その番号をもとに何らかの不具合が生じたときには永久保証を受けられます。