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KTC

自動車整備品として知られる国内メーカー

「KTC(京都機械工具株式会社)」は、自動車整備会社の多くで導入されている信頼性の高い工具メーカーです。

名前からもわかるように京都で創業されたメーカーであり、1950年代から本格的な工具生産を行なっています。

日本の自動車産業の発展とともに歴史を積み重ねてきたのが「KTC」であり、高い機能性や安全性、耐久性などプロの現場で十分に満足できる品質を今日まで維持しています。

国内の有名メーカーということもあって国内での流通数はかなり多く、全国のホームセンターに行けば大抵の場所で多く製品を取り扱いしています。

ただホームセンターで購入できる工具としては高級品の部類となっているので、店頭で購入できる中で最も高い製品になっていることもあるでしょう。

「KTC」は自動車産業を始めとし、多くの工具を使用する業種で使用をされています。
一般向けとしてももちろん購入可能ですが、日常的なバイク・自動車のメンテナンスや日用品向けのDIYとして使用するにしては若干割高な印象もあります。

ただし品質の良さは折り紙付きですので、こだわりを持ってよい工具を使用したいという人にはぜひ選んでもらいたい製品です。

とにかく製品の数が多いことが特徴

「KTC」は国内メーカーとしては最も有名と言ってよく、販売されている場所も種類も多種多様です。
多くの工具メーカーが自社の得意分野に製品を絞り込んでいるのに対し、「KTC」はまんべんなく工具類を取り扱っているのが特徴です。

逆に言うと多くの工具をまんべんなく取り扱っていることにより、特に突出して優れた製品があるという訳ではないということが言えます。

デザイン面においてもこれといって大きなインパクトとなる特徴があるわけでなんく、ごく普通に使用できる質実剛健な工具タイプとなっています。

サンデーメカニックとして使用する人の中では最初は安い数百円の工具から使用を始め、そこから少しずつ作れるものが増えていくにつれて、この「KTC」を持ちたいと思うようになるというのが一般的な流れです。

価格帯は激安工具に比べれば高いですが、海外の有名ブランド工具と比較すればかなり安いので、安価に信頼性の高い工具を購入したいという人には最適と言えるでしょう。

最近は「KTC」製品の中にはデザイン性を無理に追求しようとしているのか、妙にカラフルなものも見られるのですが、正直海外製のものと比べると残念な印象があります。

さらに低価格工具と競合するためにあえて粗悪で安価な製品も製造するようになってきているので、工具マニアにとっては正直微妙な経営方針をとってきているな、というような感じです。