ビーノの特徴
安定した性能のビーノ
ビーノ(VINO)はYAMAHAから販売されている50ccクラスのバイクです。
普段乗りに便利な50ccバイクの中でも人気の車種であり、YAMAHAのバイクの中でもロングセラーのヒット商品となっています。
ちょっぴりレトロなデザインが特徴的なビーノですが、実は初代モデルが登場したのは1997年とかなり昔です。
発売当時は2ストロークエンジンを搭載していましたが、2004年からは4ストに変更し、デザインも一新して現行モデルに近いかたちになりました。
ロングセラーとなっている理由は見た目のおしゃれさもありますが、基本的な性能がきちんとまとまっており、安定的な走行をすることができるということが大きいでしょう。
外観のデザインのコンセプトとなっているのは「レトロポップスタイル」で、全体的に丸みのあるフォルムを採用し、全体的にやさしい雰囲気です。
最も特徴的なのが全面につけられている丸型のライトで、マルチカットレンズを用いることで機能的にも優れています。
またウインカー部分も同じく丸型ライトとなっており、一般的なスクーターとはかなり全体の印象が異なります。
学生の通学など若い世代からの人気が高く、ちょっとした街乗りに使用したいという人から多く利用をされているのです。
ビーノのスペック
可愛らしいビーノですが、実はデザイン性だけでなく機能性にもかなりこだわっており、乗るほどに使いやすさを感じられるようになっています。
特にシート部分下にあるメットインは19Lというかなり大型のもので、フルフェイスヘルメットが十分に入るとともに深型であることから多くの荷物を運ぶことが可能です。
シート手前にコンビニフックがつけられていることから少量の買い物をするのにも便利です。
アクセサリーソケット内部にはグローブボックスがつけられているので、小物類を収納しておくこともできます。
人気車種では防犯対策も気になるところですが、ビーノには「Gロック」というYAMAHA独自の盗難防止システムが導入されています。
Gロックでは、ハンドルをロックしたときにレバー操作をすることにより、鍵穴にシャッターがかかってガードされるというものです。
このとき同時にリアホイールもロックがかけられるので、ロックを解除して持ち運ばれてしまうのを防ぐことができます。
価格はメーカー希望小売価格で199,800円(税込)で、その他メーカー純正品オプションとしてウインドシールドやリアキャリア、バスケットといったものを付属するのが可能です。
カラー展開もレトロポップな雰囲気を崩さない形で用意されており、シルバーメタリックやハーベストベージュ、バイブラントオレンジ、カモフラージュグリーンとおしゃれなおさえめの色調となっています。
初代モデルなど既に生産中止になっているものも人気が高く、中古市場では多く見かけます。