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YAMAHAのバイク

ジョグの特徴

ヤマハ・ジョグとホンダ・タクトの違い

ジョグ(JOG)はYAMAHAから販売されている50ccバイクです。
初代モデルが販売されたのは1983年3月からで、当時は原付バイクとして破格の9万9千円代で販売されていたことで大きな注目を受けました。
当時より「スポーツスクーター」というコンセプトを持っており、軽い車体と高性能エンジンで高い燃費性能を実現したのです。

ただし2016年からはHONDAとYAMAHAは提携関係にあり、それぞれOEMとして車体を提供するという方法をとっています。
具体的にはホンダ・タクトがOEMとしてYAMAHAに提供されることでジョグになり、ホンダ・ジョルノがヤマハ・ビーノとなるということです。

ただしジョグZRおよびビーノモルフェはOEMではなく従来のYAMAHAによる製造であるとしていて、そのあたりを考えて選ぶようにしたいところです。

そうした事情もあり、現行モデルのヤマハ・ジョグではエンジン部分に「HONDA」という刻印がされているのを見ることができます。
ですのでヤマハ・ジョグを中古などで購入しようとしてエンジンに「HONDA」と書いてあったりするので一瞬びっくりしてしまうかもしれません。

気になるのはOEMとなることで性能にどういった違いが発生するかということですが、走行性能についてはどちらのモデルを購入しても全く違いはありません。
違いがあるとすると外観部分で、フロントカウルやヘッドライト周りの形状がYAMAHAとHONDAで若干異なります。

ホンダ・タクトはヘッドライトまわりの形状に丸みがあり角ばった形状をしているのですが、ヤマハ・ジョグは特徴的なシャープな三角形をしています、
またフロントカウルもホンダ・タクトはタイヤ部分と本体とで分離しているのですが、ヤマハ・ジョグはスクーターらしく全面一体型です。

ジョグのスペック

OEMとして提供されていることもあり、ヤマハ・ジョグの走行性能はホンダ・タクトと同じです。
ホンダ・タクトでは安全性能を重視した前後のコンビブレーキ(リアブレーキをかけるとフロントブレーキにも一定割合でブレーキがかかる)が導入されていますが、ヤマハ・ジョグでもこれは全く同じとなっています。

なおホンダ・タクトには通常タイプとローシートタイプの二種類があるのですが、ヤマハ・ジョグとして提供されているのはローシートタイプの方です。
タクトで採用されているアイドリングストップシステムはヤマハ・ジョグではジョグデラックスタイプで使用されています。
中古でジョグを購入する場合は2016年以前か以後かによってスペックに違いがありますので、気をつけて選ぶようにしてください。

価格は通常のジョグでは167,400円(税込)、ジョグデラックスは180,360円(税込)となっています。
ホンダ・タクト同様に水冷式4ストロークエンジンが採用されており、広々としたメットインやコンビニフックといった装備も同じです。