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HONDAの白いバイク

クレアスクーピーの特徴

スタイリッシュな外観が人気のクレアスクーピー

HONDAのクレアスクーピー(CREA SCOOPY)は、2001年1月に発売されたファッションスクーターです。
HONDAではスーパーカブという街乗り向けのスクーターがありますが、さらに高級モデルとして位置づけられているのがクレアスクーピーでした。

燃費の良さが魅力の原付きですが、近年では特に環境性能に力を入れていることから原付として販売されるモデルにも厳しい性能基準がつけられています。
クレアスクーピーは環境性能に優しいバイクということで、アイドリングストップシステムを搭載した「クレアスクーピーi」などのモデルがありました。

しかし後に同じコンセプトのジョルノが販売されたこともあり、2011年には販売が終了しています。
現在では中古でしか購入をすることはできませんが、独特のスタイリッシュな外観ということもあり若い世代や女性から人気があります。

ちなみに「クレアスクーピー」という名称は、1980年代にヨーロッパ向けの輸出専売スクーターのものとして使われています。
輸出向けバイクとしては「Metropolitan」や「Jazz」「scoopy」といった名称で若干仕様を変更して販売しているので、もしかしたら逆輸入という形で中古モデルを見かけることがあるかもしれません。

なお、レアなクレアスクーピーとして、欧米で人気のある漢字を外装に使用しているものもあります。

クレアスクーピーのスペック

クレアスクーピーは2007年に環境性能を大幅に向上させたモデルを販売しています。

搭載されているのは電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)というもので、燃費性能として76.5km/L(公式値)を実現しました。
これは旧モデルと比較をして2%燃費を改善しているという画期的なもので、4ストローク車らしいスムーズな走行が可能です。
発売当初からクレアスクーピー最大の特徴は静音性と軽量コンパクトな外観で、高度なコンピュータシステムによってエンジン回転数やスロットル開度を調節するなど機能がありました。

販売当時はスタンダードタイプとデラックスタイプがあり、価格面や機能面にグレートがありました。
新車販売時の本体価格はスタンダードは199,500円(税込)、デラックスタイプが206,850円(税込)という原動機付自転車で大台となる20万円を超える設定です。

スタンダードタイプとデラックスタイプの大きな違いとしては、外観に使用されている素材のランクがメインで、実は走行性能自体はどちらもそれほど異なっているわけではありません。
スタンダードタイプのカラーリングはホワイトとベージュの二種類のみだったのですが、デラックスタイプでは4色にまで増えていますので、そのあたりも選考のポイントになります。

2008年には独特のカラーをした「クレアスクーピー・スペシャル」が販売されましたが、中古ではかなりレアな車体と言えます。