コンパウンドで傷を消す
バイクにちょっとしたキズが・・・というとき
バイクや車にちょっとした傷ができてしまったというとき、結構ショックです。
自分でこすってしまう事もありますし、知らないうちに傷がついていたという事もあります。
植え込みなどで傷がついてしまうこともあり、細かい傷はかなりつきやすいです。
そんなとき、傷の修復方法を知っていると便利です。
ただ自力で修復できる傷と、プロの手が必要な傷があります。
まずはそれを見極める事が必要です。
へこみを伴う傷
へこみがある傷ができているとかなり落ち込みますが、こうした場合、基本はプロにお願いします。
でも塗装がはがれているかどうかという点がプロに任せるかどうか、その判断材料となります。
へこみに折れ目があり塗装が割れている状態という事なら、手を出さずにプロに任せる方がいいでしょう。
へこみがあっても折れ目などがなく塗装も割れていないという事なら、自力修復が可能かもしれません。
塗装が割れていないという事なら裏側から押してみます。
フェンダーなどの場合、裏側のカバーを外し押すとなおる可能性があります。
鉄の収縮を利用する方法として、ドライヤーでへこみ部分に熱を加えてその後、エアーダスターなどを利用して急速に冷やすと戻る可能性があります。
擦り傷の場合
へこみがなく擦り傷があるという場合、傷の色をみます。
擦り傷に白い色が見えるグレーがあるという場合、塗装が削られていますのでプロに任せる方がいいです。
傷があってもそのほかの色がみられないという事なら、自力修復が可能な場合が多いです。
これは傷が塗装の厚みの中で納まっているという事なので、傷の周りの塗装を削り取り均す、という方法できれいになる可能性があります。
車同士がこすれてできた傷の場合、相手の車、バイクの塗装が付いている事が多いです。
傷ではなく相手の車の塗装が付いているという事ならその塗装をとれば元に戻ります。
ただ、いずれの擦り傷もこれらの複合状態となっている事が多いので、相手の塗装をとってみてその上で自分の車、バイクの塗装に問題がないかを見極める事が必要です。
コンパウンドとは
コンパウンドとは混ぜ合わせたものという意味があります。
これは研磨剤なのですが、やすりのざらざらしたものと油分を合わせて利用しやすくなっているものです。
ペースト状、もしくは液体で販売されています。
プロ仕様のものは数種類の研磨剤を合わせたものが多いのですが、個人で利用するものは一般的に市販されているものを利用します。
使い方は?
適量をとり直接傷につけてこするという方法です。
研磨剤なので表面を薄く削り取ることができます。
薄い傷の場合、周囲の塗装を削り表面を平らにする、別の塗料が擦りつけられている場合、その塗料を削り取れます。
一部塗装面が変色している場合でも、そのシミを消すことができますが、強くこすりすぎてしまうと塗装面以外に藻傷をつけてしまうので慎重に行いましょう。