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メンテナンスでやってはいけないこと

そもそも取扱説明書を読まない

安全に走行し、マシンを長持ちさせるために必要不可欠なメンテナンスですが、正しい方法で行わなければ、反対に危険な目にあったり、マシンを痛めてしまうこともあります。
失敗がつきもののメンテナンスとはいえ、ちょっとした気のゆるみや不注意によって高額な修理費がかかったことがあるという人も少なくありません。

今回は、初心者がやってしまいがちなNG行動を3つご紹介します。
まず、そもそも論外なのが「取扱説明書を読まない」というケースです。
なんとなく試しているうちにわかる気がする、めんどくさいから、といった理由で取扱説明書を読まずにメンテナンスするのは非常に危険です。
知識と経験がない場合には、バイクに悪影響を及ぼすメンテナンスをしてしまうことも考えられます。
正しい手順で行うことは、メンテナンスの基本中の基本です。

購入時に付属されているメンテナンスノート(取扱説明書)は、初心者にとってはメンテナンスの教科書です。
バイクの仕組みを学んだり、パーツの点検方法なども記載されているので心強いアイテムです。

工具のサイズが合っていない

メンテナンス時の工具のサイズは、適当に家にあるものを使えばよいというわけではありません。
バイクには数多くのネジが使われていますが、サイズの合わない工具を使ってネジを緩めたり、締めたりしようとしてネジ山をつぶしてしまっては、元も子もありません。

ネジ山より小さいドライバーはサイズが合っていなくてもはまってしまうので、大丈夫そうと作業を進めてしまいがちですが、そのまま回し続けるとネジが使い物にならなくなります。
必ず、ジャストサイズの工具を使いましょう。

穴にあてたときに、グラグラしない工具はサイズがぴったり合っている証拠です。
余計な力がかからないので、ネジ山が長持ちします。

メンテナンス終了後すぐに走行する

メンテナンスが終わると気分も高まり、すぐにでも愛車に乗って走りに行きたくなるものです。
しかし、メンテナンス終了後にすぐに走りに行くのは要注意です。
メンテナンス作業後は、丁寧に各部の動作をチェックしましょう。
特に、洗車した直後には水や洗剤、ケミカル類が車体やパーツに付着していることがあるため、走行前に必ず確認する必要があります。

注意したいのは、ブレーキの動作確認です。
まず、前後のブレーキがしっかり効くかどうかチェックします。
フロントブレーキは、にぎるだけでなく、車体を押したり引いたりしてもズレないか、しっかり点検しておきます。

水に弱い電装系への影響を考えて、灯火類のチェックも入念にしましょう。
安全にも直接かかわるパーツなので、テールランプ、ウインカー、前後ブレーキ時の点灯は丁寧に行います。
これらのチェックがすんだら、メンテナンスを行った愛車に乗って安全に走り出すことができます。