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ドライブチェーンの手入れ

バイクを大切に保つために必要なドライブチェーンのメンテナンス

ドライブチェーンという場所は金属同士がこすれ合って高回転でずっと動く場所です。
だからこそ、この部分はしっかりメンテナンスすることが求められるのです。

バイクは普段から私たちを乗せて走ってくれるものです。
命を預けているバイクなのですから、しっかりとメンテナンスするという事は命を守ることつながります。

オーナーの中には、バイクを平気で雨ざらしにしている人も多いのですが、ブレーキもダメになりますし、どこもかしこも調子が悪くなります。
そうならないようにしっかりとチェーンをメンテナンスすることが必要なのです。

ドライブチェーンのグリスアップ

ドライブチェーンのグリスアップについては、昔、グリス給油が基本でした。
チェーングリス等の商品が一般的に普及していなかったので、硬めのエンジンオイルなどを定期的に注油するという方法が行われていたのです。

現在は、高性能なケミカル・チェーングリスが沢山あるので、そういったメンテナンスは行わなくなりました。
もちろん、チェーングリスの塗布を嫌うという方も多く、その理由に挙げられるのが、走行中のグリス飛び散りです。
でもグリスで汚れるという事よりも、トラブルがないという方がバイクオーナーとしていいに決まっています。

何が大切なのかという事をしっかり考えておくべきなのです。
もっとも大切なこと、それは、ドライブチェーンの交換の前に、しっかりと試運転し、チェーン、スプロケットなどを温めておくこと、つまり暖機運転しておくことです。
この作業を行うことで、グリスがしっかりと浸透し、チェーンの汚れをしっかりと除去する事が可能となるのです。

ドライブチェーンのグリスアップ

グリスの給油時、試運転でしっかりと暖機してから行います。
暖機とは、加減速を繰り返し行い数キロ走るという事で、これによってグリスの浸透力が違ってきます。

しっかりと暖機できたら、スプレーで飛び散りしないように周りにダンボールなどを利用して汚れ予防しておきます。

専用のクリーニングブラシを利用すると汚れ落ちが各段に違います。
原付クラスから80年代630クラスまで様々なサイズがあるので、こうしたグッズを利用する事も、ドライブチェーンをしっかりメンテナンスするコツです。

ブラシできれいに洗浄し、チェーンの表面に残っている汚れはウエス等の柔らかい布を用意して、しっかりと拭き取ります。
勿論この作業中は、絶対にエンジンを動かさない事、作業は必ず一人で行うという事を源原則とします。

クリーニングが終わったら、ドライブチェーン内側からリンク両サイドプレートに向かいチェーングリスをしっかりとスプレーします。
全てにいきわたるように自分の手で(エンジンは掛けない事!)ホイルを回しながら行います。