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バイクカバー

バイクカバーの選び方と劣化を防ぐ使い方

素材ごとの特徴と選び方のコツ

バイクカバーにはさまざまな素材があり、それぞれ特性が異なります。一般的に使われているのはポリエステル、ナイロン、オックスフォードなどで、耐久性や撥水性、価格帯も素材によって変わります。屋外保管が多いなら、厚みがあって紫外線や摩耗に強いオックスフォード系がおすすめです。反対に、持ち運びや収納を重視したい場合は、軽量で扱いやすいポリエステル製が向いています。

防水性能はカバー選びの中でも重要な要素です。生地表面の撥水加工だけでなく、縫い目にシームテープが施されているかもチェックしておきたいところです。さらに、湿気がこもらないように、通気口(ベンチレーション)付きのモデルを選ぶと良いでしょう。バイクを覆うだけでなく、状態を保つという視点で素材と機能を選ぶことが大切です。

また、カバーの内側に起毛素材を使用しているタイプは、ボディへの傷つきを防げます。駐車中のちょっとした接触や、風による揺れにも対応しやすくなります。素材の違いは、使い心地や保護力に直結するため、実際の使用環境に合わせた選定が重要です。

熱によるダメージを避けるポイント

カバーの劣化原因で多いのが、熱によるダメージです。特にエンジン停止直後の高温状態でカバーをかけると、内側が溶けたり、接触部分に跡が残ったりします。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は熱に弱いため、エンジンやマフラーが十分に冷めてからカバーをかけるのが基本です。

最近では、エンジンやマフラー部分に耐熱素材が使用されているモデルも出てきました。これなら多少温度が残っていても、生地が変形しにくく、うっかり焦がしてしまうリスクが減ります。なお、カバーを装着する前に熱のこもりやすい箇所に簡易的な耐熱パッドを挟むと、カバーの寿命も延びやすくなります。

また、太陽光にさらされる時間が長い場所では、紫外線による素材の劣化も見逃せません。UVカット加工の有無や、色あせしにくい素材かどうかも、選ぶ際のチェックポイントです。直射日光の影響は長期的に生地を硬化させるため、屋外保管が多い方ほど対策が必要になるでしょう。

長く使うための使用方法と保管の工夫

カバーは正しく使えば長持ちしますが、使い方を誤るとすぐに劣化してしまいます。まずサイズ選びでは、車体の全長よりやや余裕のあるものを選びましょう。ピッタリすぎると取り外しに手間取り、強風でバタついたときに破れるおそれがあります。

さらに、風対策として裾にドローコードやバックルが付いたタイプがおすすめです。これによって風によるバタつきが減り、破損や擦り傷も防ぎやすくなります。加えて、前後にロックホールがあると盗難防止用のチェーンも通しやすく、安心感が高まります。

使用後は定期的に表面の汚れを落とし、カバー自体を陰干しするのも劣化防止に効果的です。収納袋に詰めっぱなしにせず、湿気を逃がすことを意識して保管しましょう。カバーは消耗品とはいえ、扱い次第で1年以上状態を保てることもあります。小まめな手入れをすることで、結果的に買い替えの頻度も抑えられます。