ブレーキペダル点検・調整
ブレーキ部分の日常点検
言うまでもないことですが、ブレーキが正常に機能をするかどうかはバイクの運転をする人にとっては最も重要な事項になります。
エンジンがかからない、ハンドルがブレるといった不具合ももちろん重要ではありますが、実際に走行をしているときにブレーキが効かなくなったなんていうことが起こったときには運転者自身の安全のみならず周囲にいる他の人にも大きな影響を及ぼしてしまうことになります。
そのため長距離ツーリングをする前や、毎日出かける前にはブレーキがきちんと働くかのチェックをするクセをつけておくことが重要です。
ブレーキ部分の日常点検の方法としては、まず停車した状態でブレーキレバーを引いてみて遊びになっている部分の長さを計測するというやり方があります。
ブレーキレバーを握った時に実際に手応えを感じるまでの間の「遊び」があまりにも長いと、ブレーキのききかたが遅くなってしまいますのでもし遊びが大きいときには調節をする必要があります。
同じようにフットブレーキの遊びも計測し、きちんとすぐに反応するかを確認していきます。
もしブレーキの遊びが大き過ぎたら
ブレーキを点検してみてどうも遊びが大きく効き方が弱いと感じたら、早めに修理工場などに持ち込んでチェックをしてもらうことが大切です。
ただそれほど重度なものでないなら自分で工具を使って調節をすることもできます。
ブレーキペダルの場合には実際に踏み込むブレーキのすぐ脇にナットがありそれを締めることでブレーキの遊び部分を調節することができます。
ただブレーキの効きをよくしようとあまりに遊びをなくしてしまうとそれもまた運転中の誤作動にも繋がるので、どのくらいの遊びをもたせるかについては車種ごとにきちんと規定に合わせていきましょう。