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アクセルワイヤー点検・調整

アクセルワイヤーとは

アクセルワイヤーとは、バイク操作の基幹部分となっている右手側のアクセルハンドルを制御するためのワイヤーのことです。

バイクを運転するときには、エンジンを指導させたあとにアクセルを回して回転数を上げクラッチを使ってギアチェンジをしていきます。

このときエンジン回転数を調節することで発進時のなめらかな移動になっていくわけですが、古いバイクなどではこのアクセルハンドルの摩耗が進みうまく回転できなくなってしまったり、回転をしてアクセルがもとの位置に戻らなくなってしまうことがあります。

アクセルワイヤーはアクセルからハンドル中央を中継してエンジンにつながる部品であり、手元の操作を動力部に伝えていく役割をします。

チェーンのように外部にむき出しになっているわけではないのでそうそう傷むということは少なく、十数年単位での交換・点検というふうにしても十分間に合います。

個人的にアクセルワイヤーを調節するという場合には、中古バイクでアクセルの動きを鈍いと感じるようなことがあったり、駐車環境に湿気が多くワイヤーが錆びやすいという人におすすめです。

またアクセル動作がもともと重い車種で長く乗っていると握力がつらいという人にも、動きを滑らかにすることができます。

必要な工具を準備する

アクセルワイヤーの整備をするときにまはず、専用のスパナとレンチ、ドライバーといった工具に加えて「ワイヤーインジェクター」という部品が必要になります。

「ワイヤーインジェクター」とは取り外したワイヤーの先端に取り付けることで潤滑油を内部に通すことができる機器です。

手順としてはまずエンジンを切ったバイクから、アクセル側のハンドルガードをレンチとドライバーを使って取り外します。

手元のネジ類が外れるとアクセル部分のカバーが外れるようになるため、先端がむき出しになったケーブルにワイヤーインジェクターを接続します。

スプレー式の潤滑油にストロー口をつけると簡単に内部に注入ができるので中にしっかりと入ったことがわかったら元通りにハンドルカバーを戻していきます。