エアフィルター点検・交換
バイク内の空気をキレイにするための部品
「エアフィルター」とはバイクの内部にあるエアクリーナーBOXの中にあり、エンジンやキャブレター内に入り込む外気をキレイにする役割をする部品です。
エンジンは内部で燃焼による熱エネルギーを動力源にしていますが、このとき炎を作り出すためにたくさんの酸素を必要とします。
エンジンをかけると同時に空気が大量にバイクのエンジンの中に流れ込んでくるのですが、これをそのまま機械の内に入れてしまっては外気に含まれるホコリやゴミが一緒に入ってしまい狭いキャブレターや配管の中を詰まらせる原因になります。
そこで外気を内部に引き込むときに空気をろ過してキレイにしてくれるのがエアクリーナーBOXの役目になります。
エアクリーナーの中にはエアフィルターと言われる部品があり、エンジンが作動すると同時に入ってくる空気の中のゴミを取り除く働きをします。
ですがエアコンなどのフィルターが使っていると汚れが溜まって働きが弱くなるように、バイクのエアフィルターも長く使用していると空気のろ過作用が少なくなり、エンジン内部の汚れを生み出すこともあります。
バイクメンテナンスでは定期的にフィルターの様子を点検し、時期がきたら交換をしていく必要があります。
バイクの大きさによって異なるフィルター
バイクのエアフィルターはすべて一緒ではなく、排気量や形式によって全く違った形式のものが使用されています。
そのため内部の様子をチェックしないうちに適当なフィルターを購入してしまうと、全く形が合わないものを準備してしまうなんてことも起こったりします。
まずは所有しているバイクのエアクリーナーBOXの場所を調べてカバーを開き、中にどういったエアフィルターが入っているかを調べてみましょう。
バイク用エアフィルターには大きく三種類があり、「乾式タイプ」「湿式タイプ」「ビスカス式タイプ」となっています。
旧式のレーサーバイクに多く見られるのが「乾式タイプ」で、スクーターなどのバイクに多いのが「湿式タイプ」、新車の大型バイクに多いのが「ビスカス式タイプ」です。