XMAXの特徴

XMAXは、スポーティなルックスと高い機能性を備えた250ccクラスのヤマハのスクーターです。
1990年代から日本では「マジェスティ」として親しまれていましたが、2018年に海外と同じようにXMAXという名前で新たに登場しました。
マジェスティのスポーティなデザインを継承しつつ、より現代的な技術と快適性を提供するのが特徴です。

XMAXは水冷4ストロークの単気筒エンジンを搭載しており、優れた環境性能と走りの楽しさを兼ね備えています。
安全性に関してもABSとトラクションコントロールが標準装備されており、さまざまな路面状況で走行をしっかりサポートします。

収納スペースに優れているのも特徴で、シート下には45リットルものトランクスペースがあり、日常使いから長距離ツーリングまで幅広く対応します。
照明は視認性とデザイン性の高いLEDです。
また、電子機器の充電に便利なDCジャックとスマートキーシステムも搭載されています。

XMAXのスペック

XMAXのサイズは、全長2180mm、全幅795mm、全高は1410mmから1460mmの間で調整可能です。
ホイールベースは1540mmで安定した走行に適しています。
最低地上高は135mmです。

エンジンは水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒で、排気量は249ccです。
このエンジンは最高出力17kWを7000rpmで、最大トルク24N・mを5500rpmで発生し、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで活躍するでしょう。
燃料タンクは13リットルと大容量で、燃料消費率はWMTCモードで33.8km/Lと経済的です。

変速機はVベルト式の無段変速で、スムーズな加速感と運転の簡便さを実現しています。
ブレーキシステムは前後ともにシングルディスクを採用しており、優れた制動力です。
タイヤは前が120/70-15M/C 56P、後が140/70-14M/C 62Pと、路面との接地面が広いため安定した走行を可能にします。
メーカー希望小売価格は71万5000円（税込）です。

XMAXの歴史

ヤマハのXMAXは日本には2018年に導入されたスクーターで、以前の「マジェスティ」シリーズの後継として位置づけられます。
マジェスティのスポーティなスタイルと機能を継承しながら、XMAXではさらに現代的な技術が導入されました。
新しいデザインと改善されたエンジン性能で、より環境に優しく、走行の楽しさも追求されています。

日本国内での発売から数年間でXMAXはテクノロジーと快適性を向上させ続け、安全装備も充実させています。
特にLEDの照明とスマートキーシステムの導入は、利便性とセキュリティを高めました。
2021年には新しい排出ガス規制に適合するアップデートを経て、2023年のモデルチェンジによりスタイリングと機能面で大きなリフレッシュが行われました。